よくある質問
貴社の得意としている射出成型について教えてください
プラスチック製品を作る上で最も一般的な成型法で、複雑な形状の量産に向いています。
専用の射出成形機を利用し、加熱溶解された樹脂原料を射出スクリューによって一気に圧力をかけて、固く閉じられた金属製型(金型)へ注入します。
金型内で冷やされ硬化した樹脂が成型品となり、金型を開いて成型品を取り出します。
貴社ではプラスチック成型品であれば何でも作れるということでしょうか?
大きさで言いますと、数センチ足らずの部品類から収納ケース程の中型製品、また精度を要するプラスチック製品の成型を得意としております。
しかしながら設備上の問題で、以下の製品は当社では製造できません。
1)ぺットボトルのような中空製品
2)同じ断面を持つ長物製品(ビニールパイプなど)
3)薄く長いフイルムや袋状の製品 (食品梱包袋など)
4)射出成型では成型が困難と判断されたサンプル品(製品図面を含む)
※協力会社で製造加工可能な場合もございます。まずはご相談ください。
射出成型金型の製作コストを教えてください。
加工精度や金型仕様によって1型あたりの値段が、数十万~数百万程度とかなりの幅があります。
1型で数十万~数百万個もの成型品を作ることができますので、量産数が多ければ多いほど単価に対しての費用も安くなります。
弊社ではお客様から頂いた製品図面とご要望をよくお聞きし、品質はもちろん生産効率性を重視しながら、金型の仕様と加工法、価格をご案内します。
手軽にできるプラスチック材料の見分け方を教えてください。
各材質、樹脂メーカーの複合化が進み、判別が難しいところです。
以下の方法で、ある程度の見当ができます。
1)水に浮くもの:
ポリプロピレン、ポリエチレン
2)外観色で判断(いづれも着色されているものは除く):
・透明色:
ポリスチレン、AS樹脂、ポリカーボネート、エラストマー、アクリル、
塩化ビニール、アセチルセルロース
・乳白色:
ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン
・不透明な淡黄色:
ABS樹脂・透明感がある淡黄色:ナイロン
3)曲げる:
・白化するもの:
ABS樹脂、ハイインパクトポリスチレン
・柔らかい:
ポリプロピレン、ポリエチレン
・割れる:
ポリスチレン、アクリル
図面は無いですが見積は可能ですか?
簡単な図面で結構ですので、必要な寸法が入った図面のご提出をお願いしております。
図面が無くとも似たようなサンプルがあればお見積できます。
発注した場合の納期は?
金型は形状の複雑さやゲート仕様等にもよりますが、トライ試作までの工数は30~45日間が普通です。
短納期品で2週間程(但しコストが高くなります)。
成型品は形状や肉厚、材料、型取数などによって成型サイクルが決まります。
取数が1ヶ取りの場合の小物成型品は100~160(個/h)程度、
中物製品は70~120(個/h)程度の生産量が一般的な目安だと思われます。
新製品生産をお願いしたいが、どの材料を使ったらいいか分からない。
お客様からのご希望をお伺いし、最適な樹脂材料を選定いたします。
製品の目的や機能、使用条件などの耐久性、成型加工性、コスト、安全性など、
トータル的に考える必要があります。
ご希望に応じて特殊着色や特殊な性質を持たせるための添加剤配合も可能ですが、
材料コストが割高になるのが難点です。